自治体サイトWebアクセシビリティ調査 2005~あれから2年の所感

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自治体サイトWebアクセシビリティ調査 2005が公開されてます。
あぁ、あれから2年近く経つんだなぁ、と感慨深い。(あれから、については、後述)

調査ページにアクセスして、久々に清家さんのコラムを読ませていただきました。

いやー、
第28回 アクセシビリティは儲からない(2005年8月1日掲載)
での、「お仕事ください。」のくだりが、、(笑)

そうなんですよね。アクセシビリティって、まだまだ浸透ききっていないので、そこだけでは、お金になりにくい。

2003年に、NPOぱそぼらねっとFのお手伝いをするようになってから、実感している事です。

第29回 自治体サイトWebアクセシビリティ調査2005を終えて(上)(2005年9月1日掲載)

こちらも、ちょっとおもしろかった。
冒頭で、いきなりかみつかれてますね(笑)
「そろそろ町長に真相をうかがいたいものだ。」
って…。(笑)

「JIS(JIS X8341-3)病の発症」

上記の読み飛ばしリンクが透明gifであることに有頂天になった制作者が、この小手先のテクニックを駆使して、トップページ全体に不可視のナビゲーションを付けまくるタイプがある。うっとうしさ満点。
それやるなら、先に見出しの要素を付けとけよと言いたい。

まったくです…。


そういえば、もう、記事が掲載されて、かなり経ちますがサイトにも載ってる事に気づいたのがコレです。

2003年11月19日掲載 HP 声で障害者に”接続” 読み上げソフトに対応着々 NPO、聞けぬページ点検へ 

ちょうど、福井県庁サイトのアクセシビリティやユーザビリティを検証するプロジェクトに参加していた頃に、地元紙・福井新聞に掲載された記事。

  目の不自由な人たちに配慮したホームページ(HP)作りが自治体などで進んでいる。パソコンに音声読み上げソフトが入っていれば、さまざまな情報を聞くことができる。しかし、こうした視覚障害者に対応したHPはまだごく一部。健常者と同じように情報を得たいという障害者は多い。より多くの人たちにHPを見ることができるようにと、民間非営利団体(NPO法人)の中には自治体HPを中心にスムーズに読み上げるかどうか点検し、基準づくりを進めるところが出てきた。

とあるのですが、その後福井県内では、「ユーザーテストサービスの需要」そのものが、やはりまだない、というのが実情でしょう。
第一その前に、アクセシビリティって何だ?
ココからクリアしないと、そもそもユーザーテストまでたどりつかないですもん。


 ▼大手中心に増える
 企業のHP製作や企画、広報などをする鯖江市の福嶋祐子さん(29)は「大手企業を中心にここ一、二年で目の不自由な人たちが読めるページは少しずつ増えてきた」と実感する。
 自身も依頼を受けると、視覚障害者や目の弱ってきたお年寄りらに配慮したHP作りを提案する。「遠方にいる孫の写真を見るために、お年寄りがメールのやり取りをする時代。高齢化社会の中でIT弱者を意識した取り組みは進むだろう」とみる。
 「ぱそぼらねっとF」は今後、目の不自由な人たちと一緒に自治体や福祉関係のHPが読みやすくできているかどうか調べ、結果をHP上で紹介する考えだ。同時に作り手にも配慮してもらおうとマニュアルを作製する。
 仕事以外でもオーロラや太陽の黒点など気になることをネットで調べ、イメージを膨らませるという竹川さん。「今まで視覚障害者は知りたい情報が得られず、情報障害者といわれていた。まだ読めないページは多い。生活に密着している自治体のHPから改善してほしい」と訴える。

と、ここで、一応名前を出してもらっていたりする私なのだけど、約2年ほど前に創造していたよりも、浸透度合いは格段に低い。
あのときはもっと、進んでいるんじゃないかという期待感がありました。

ただ、確実に広まっている事は確かだしね。
今後も、自分自身勉強しながら、活動に参加していきたいと思います。

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このページは、ユウコが2005年9月19日 15:56に書いたブログ記事です。

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